「事務職は女性が多い印象がある。男性でも事務職に就けるのかな?」
「事務職に応募しているけれど、受からない…。やっぱり男性は不利なのかな?」
「勝ち組と言われる事務職で働きたいがお祈りメールばかり届き心が折れそう」
転職活動をしているとなかなか内定がもらえず落ち込んでしまい「自分は事務職に就けないかもしれない…」と不安になることがありますよね。
事務職=女性という印象がありますが、私が働いている会社でも多数の男性社員が事務職で働き活躍をしています。
この記事では、事務歴15年のくるみんが実体験をもとに「事務職に男は受からない?転職で勝ち組になる効率的な方法」について解説していきます。
事務職ってどんなお仕事?事務職について解説
事務職とは、ビジネスを裏側からサポートするお仕事です。
・事務職ってどんな職種があるの?
・事務職についてもっと詳しく知りたい
そんな方は、こちらの記事をチェックしてください。
事務職に向いている人ってどんな人?
事務職で働きたいと希望しているけれど、自分は事務職に向いているのかってすごく気になりますよね。
・事務職ってどんな人が向いているの?
・自身は事務職に適しているのか?
自身が事務職に向いているかチェックしたい方は、こちらの記事をチェックしてください。
事務職で働いているのは女性が多いってほんとう?男女比について詳しく解説
事務職で働いている人は「女性」が多いイメージがありますが、ほんとうに女性が多いのでしょうか?
イメージではなく、実際の統計をもとに解説していきます。
厚生労働省が発表している「令和4年度雇用均等基本調査」によると、
年度 | 女性 | 男性 |
---|---|---|
令和4年 | 44.8 | 33.0 |
なっており、女性の方が割合が多い結果となりました。
しかし、正社員で働いている人で条件を絞ると
女性:33.4 男性:66.6
という結果となります。
正社員として雇われている事務職の方は男性の方が多いということになります。
女性の方が男性より多いですが、男性も「事務職」で活躍していることがよく分かる結果となっていますね。
男性でも活躍していける職場はありますので、諦めず転職活動を進めていきましょう!
男性が活躍している事務職とは?体験談をもとに解説
事務職にもいろいろな職務が存在しており、男性が多数活躍している部門も存在しています。
複数社、事務職として携わってきた私が男性が実際に活躍していた部門をご紹介します。
営業事務、購買事務、学校事務(経理)と経験がありますが、男女比は5:5ぐらいで男性も活躍していました。
意外と思われるかもしれませんが、「経理」「総務」「学校事務」など女性が働いているイメージがある職種でも男性が活躍しています。
私は男性の社員とペアを組んで事務職を行っています。
男性・女性ではなく「業務を遂行できるのか」がとても重要となってきます。
事務職に受からない理由とは?男女問わず人気で採用倍率が高い
男性も活躍しているのに、なぜ受からないのか?と不安になりますよね。
その理由は、事務職の倍率の高さが理由です。
厚生労働省が公表している統計表によると、2024年9月の有効求人倍率は1.20倍となっています。(全国・職業計/参考統計表7-1)
1人の求職者に対して求人数が1.2社あることを示しています。
しかし、事務的職業に絞ってみてみると0.44倍と倍率が高い数字となっています。
0.44倍とは1社の求人に対して3名ほどの応募があることを表しており大変厳しい数字となっています。
そのため、事務職に受からず落ちてしまう可能性が高くなってしまいます。
「男性だから」という理由ではなく、倍率が高いことが一番の理由ですので諦めず挑戦し続けてください。
書類選考で落選することも多々あります。
心が折れそうになりますが、目指したい未来のために諦めず挑戦し続けましょう。
事務職として受かりやすい業界ってどこ?
厚生労働省が発表している、有効求人倍率によると事務的職業は0.44倍と厳しい数字となっています。
しかし、業界別で見てみると話は変わってきます。
🔴生産関連事務の職業:1.93倍
🔴営業・販売関連事務の職業:1.03倍
🔴運輸・郵便事務の職業:2.65倍
一般事務の職業より低い倍率となっており、狙い目の業界・部門となります。
業界・部門に抵抗がない人は上記を意識して応募することで内定に繋げることができるかもしれません。
私は、営業事務として働いています。
倍率が一般事務より低いこともあり早めに内定が出たのかもしれません。
事務職として働く男性は勝ち組なのか?勝ち組ではない理由を解説
事務職として働く男性は勝ち組と言われていますが、私はそのように感じていません。
実際に事務職で働くくるみんが理由を解説していきます。
勝ち組ではない理由その①:キャリアアップが難しい
事務職はお金を生み出す仕事ではなく、お金を生み出す方のサポートするお仕事です。
そのため、結果を出したとしても評価されにくく昇給も難しくなります。
・出来て当たり前
・サポートして当たり前
・言われる前に動くのが事務の仕事
・臨機応変に対応するのが事務員としての仕事
・業務改善して当たり前!そんな小さな改善は改善には当たらない
など、難易度の高い作業も「できて当たり前」と思われています。
その一方で、
・計算のミスは許されない
・誰からか分からない電話に出なければならない
・一人で複数人のサポートを行わなければならない
など精度の高いことも要求されます。
事務職=楽そう
というイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、実際はそうではないため大変な部分にも目を向けていく必要があります。
事務職で働いていますが、昇給はほぼ期待していません。
正直、給料面では納得していない部分も多くあります。
勝ち組ではない理由その②:どんなに頑張ってもインセンティブがない
事務仕事の中には、見積作成・顧客対応などが求められることもあります。
どんなに仕事に繋がる活動をしてもインセンティブは0円です。
そのため、基本給から給料が増える機会がほぼありません。
私は、パソコン関係の資格も持っていますが資格手当は0円となっており厳しい現実なっています。
勝ち組ではない理由その③:給料が低い
事務職の給料は決して高くはありません。
残業代、インセンティブ、資格手当などで給料をUPさせることも難しい職種となります。
そのため、高収入を目指すためには専門的な知識を身に付けその分野に就職することが必要となります。
道のりは遠くなりますので、しっかり計画を組んで転職活動を行っていきましょう。
役員候補などであれば異なりますが、一般社員だと基本給20万ほどからスタートの企業も多数存在します。
事務職は給料を高くしなくても、求職者が集まる!ということを念頭に置いておきましょう。
転職をして勝ち組を目指すために重要視したいポイント
「勝ち組」としての基準は人それぞれです。
それよりも自身が転職により「何を解決したいのか」がとても重要となってきます。
将来、どのような生活をしていきたいのか
をしっかり棚卸を行いミスマッチの少ない転職を目指すことが重要です。
わたしの場合は
・土日は休み
・自宅から30分前後の職場
・子育てと仕事の両立が可能
・残業時間は少なめ(5時間以内)
を優先に転職活動を行いました。
そのおかげで待遇に満足しながら業務に取り組むことができています。
他人と比べるより「自分」と向き合うことが大切です。
男性が事務職に就く最短ルートを解説
事務職を目指している男性が事務職に就くための最短ルートを解説していきます。
①転職の前に部署移動を検討する
部署移動の制度がある会社であれば、部署移動を検討してみましょう。
私が働いている会社でも
✅営業から総務
✅現場から営業事務
など、事務職へ移動した方はいらっしゃいます。
人員や適性などで叶わない場合もありますが、職場に不満がないのであればチャレンジしてみてください。
②事務職への転職に有利な資格を取得する
事務職は倍率が高い職種のひとつです。
そのため、経験やスキルがある人が優先的に採用されていきやすい傾向にあります。
●パソコン操作
●Excel、Word
●IT知識
等に関する資格を保有していない場合は、取得を行いアピールできるポイントを構築していきましょう。
資格などの取得方法についてはこちらでにまとめていますので、合わせてご覧ください。
③前職の知識が活かせる業界・部門の求人に応募する
事務職とはいえ、業界の知識・経験・スキルがある人は重宝されます。
職務内容が全く異なる場合でも他者より有利になる可能背があります。
業界に不満がない方は、前職の知識が活かせる転職を目指していきましょう!
全く知識のない業界へ転職したのですが、業界用語を覚えることに一苦労でした。
中途採用なので研修も多くなく、慣れるまで苦労しました。
④事務職は倍率が高い!落ちて当たり前の精神で諦めず応募し続ける
事務職の倍率はとにかく高い!これが現実です。
「落ちて当たり前」の精神で諦めず挑戦し続けてください。
その先に「事務職内定」という道が待っています。
⑤男性を必要としている業界、部門の求人に応募する
事務職というと、丸の内OLのようなキラキラとした世界をイメージしている方も多いかと思います。
しかし、そのイメージとは少しかけ離れた製造業・運送業・土木関係・建築関係など男性の力を必要としている業界・企業も多く存在します。
女性が疎遠しそうな業界を狙うと、倍率も低く内定へのチャンスが広がります。
事務職未経験の私でも事務職に就くことができるのか?
未経験でも、事務職に就くことは可能です。
しかし、倍率が高く正直険しい道となることは間違いありません。
未経験でも事務職に就く方法は、こちらでまとめていますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
結論!男性も事務職で働くことができます
事務職は正確な入力、状況把握、迅速な対応、マルチタスクをこなすことが重要となります。
このスキルは、「男性だから」「女性だから」で決まることではなく、どちらかというと「得意」「不得意」の分野となってきます。
だからこそ、男性も活躍できる職種だと言えます。
男性だから「事務職に就けない」ということではないので、安心して突き進んでください。
事務職に男は受からない?転職で勝ち組になる効率的な方法 まとめ
事務職に男は受からない?転職で勝ち組になる効率的な方法について解説してきました。
事務職は倍率が高く、受かりにくい職種のひとつです。
そのため、何度も落ち心が折れそうになりますが諦めずに挑戦した先に「内定」の2文字があります。
事務職として、内定をもらうまで諦めず進んでいきましょう。
この記事が参考になればとても嬉しく思います。
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