【派遣社員はデメリットしかない】と勘違いしてしまう理由 7選

キャリアアップ

子育てや両親の介護がある理由から、正社員ではなく派遣社員での働き方を希望する方が増えてきました。

派遣社員での働き方にチャレンジしたいと思う一方で「安心して働けるのだろうか…?」と不安を感じている方もいますよね。

この記事では、派遣社員として4年間勤務した経験のあるくるみんが、派遣社員として働くデメリットに関しての誤解について解説していきます。

この記事で分かること

・派遣社員がデメリットしかないと勘違いしてしまう理由
・派遣社員を選ぶ際に気を付けるポイント
・「派遣」という働き方を選ぶ際に気を付けるポイント

【派遣社員はデメリットしかない】と勘違いしてしまう理由 7選

派遣社員という働き方には、メリットも存在するのですが、デメリットに目がいってしまい大切なポイントを見逃してしまっている方がいます。

この記事では、勘違いしてしまっているポイントと理由を解説していきます。

勘違いポイントその①:派遣社員は正社員になれない

派遣社員から正社員にはなれないと勘違いされている方もいらっしゃいますが、実は勘違いなんです!

1.紹介予定派遣を利用する
2.派遣会社の正社員として働く
3.正社員登録制度を利用して正社員になる

派遣社員から正社員になる方法があります。

また、派遣社員として実務スキルを身に付けたあと、正社員雇用の会社へ転職することも可能です。

派遣社員で働いているから正社員になれないは誤解の1つです。

正社員での勤務を希望されているのであれば、正社員勤務のできる会社へステップアップすることで叶えることができますよ。

くるみん
くるみん

私は転職することで「正社員」になることができました。

勘違いポイントその②:福利厚生が不十分

派遣社員は、福利厚生を不十分だと思われている方もいらっしゃいますが、実は勘違いなんです!

私がお世話になっていた派遣会社では

1.社会保険(健康保険(介護保険含む)・厚生年金保険・雇用保険)への加入することができる
2.労働者災害補償保険(労災保険)へ加入することができる
3.休暇制度が充実している(有給・産休・育休・慶弔休暇など)
4.産前産後休業・育児休業制度が取得できる
5.定期健康診断を受診することができる
6.通勤交通費は支給される

正社員とあまり変わらない福利厚生が用意されていました。

・無料eラーニング学習システム
・専門知識を身に付けることができる講座学習

など、スキルアップを行いキャリアアップを目指していける環境が用意されています。

また、キャリアアドバイザーにキャリアの相談ができるサービスなど、派遣社員が活躍し続ける環境が用意されています。

派遣社員でも福利厚生が整っているので安心して働くことができます。

くるみん
くるみん

私が出産当初働いていた会社(パート)では、育児休業の取得できず残念な思いをしました。

勘違いポイントその③:派遣社員はテレワークで勤務することができない

派遣社員はテレワークで勤務できないと思っている方がいらっしゃいますが、実は勘違いなんです

私が派遣社員として面談を受けた会社では、「週の2~3日はテレワークでも問題ない」と言ってくださる企業もありました。

テレワーク前提で求人を募集している企業もあります。

また、派遣先が大手や有名企業の場合は制度が整っているため、テレワークにチャレンジしやすい傾向にあります。

お子様の保育事情や介護などが理由でテレワークを望んでいる人は、派遣で探してみるのも1つです。

くるみん
くるみん

テレワークは人気のため、応募人数も多くなります。
焦らず根気強く内定が出るまで応募&面接し続けることが大切になってきます。

勘違いポイントその④:時給が低い(賃金が低い)

派遣社員は時給が低い(賃金が低い)と思われている方がいらっしゃいますが、実は勘違いなんです!

派遣社員の「時給目安は1,500円から1,800円」と非常に高い金額となっています。
(ワーママに人気の事務職での目安です)

アルバイト・パートの「平均時給は1,255円」とのことから、派遣社員の時給が高いことが分かります。

くるみん
くるみん

事務職でパート勤務していた時の時給は850円でした…。
派遣社員で働いていた時の方が給料が高く精神的にも安定していました。

勘違いポイントその⑤:フルタイム、残業ありの仕事しかない

派遣社員はフルタイム&残業ありの派遣先しかないと思われている方がいらっしゃいますが、実は勘違いなんです

派遣での働き方は多様になっており、週2~3日の勤務や1日4.5時間の勤務などフルタイム以外の働き方も充実しています

そして、残業なしの求人も存在します。

パートと同じような勤務時間で働くことができる求人が増えたことで、派遣を選ぶワーママも増えています。

くるみん
くるみん

派遣で働いていた時は、残業時間0時間でした。

残業0時間で勤務できるように派遣先が調整してくれるので、とても働きやすかったです。

勘違いポイントその⑥:紹介された企業で必ず働かないといけない

企業との面談のあと、辞退してはいけない思われている方がいらっしゃいますが、実は勘違いなんです

派遣会社から派遣先の紹介を受けたあと、企業との面談(面接)が行われます。

条件や就業内容は問題なく感じたけれど、会社の雰囲気が合わない気がする。」と感じることもありますよね。

そんなときは断っても大丈夫です。

その企業で働くのは自分自身なので違和感を感じたら、しっかり営業担当(面接同行者)に伝えてお断りをしましょう!

私は、派遣会社の面接を受けた次の日に正社員の面接がありましたので、正直にその旨を営業担当者に伝えて数日待って頂きました。

結果、正社員にて内定が出たため派遣会社での勤務をお断りしたのですが、悪態つかれることはありませんでした。

くるみん
くるみん

実際に会ってみないとわからないこともたくさんあります。
感じた違和感や気になった点は入社前にしっかり確認することをオススメします!

勘違いポイントその⑦:派遣社員はぞんざいに扱われる

派遣社員はぞんざいに扱われるからやめたほうがいいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、実は勘違いなんです

派遣社員も社員と同じように大切に扱ってくださる会社がとても多いです。

派遣社員は契約外の仕事をしてはいけない決まりになっているので、業務に差が出てしまうことはありますが、派遣社員だからと言って悪口叩かれたり雑な教育をされることはありません。

くるみん
くるみん

派遣先を2社経験しましたが、ぞんざいに扱われた経験は一度もありません。

派遣会社の見極め方・やめた方がいいポイント【4選】

日本に存在している派遣会社は4万社を超えていると言われています。

派遣として働ければどこでもいいと安易に考えていると、サポートが手薄の派遣会社に当たって苦労してしまうことになります。

苦労しないためにも注意するポイントをしっかり読んで、事前に対策を行っていきましょう。

やめた方がいいポイント①:過去に業務停止命令を受けている

派遣会社は労働者派遣法を遵守して派遣労働者を受け入れなければなりません。

違反をすれば行政処分が科されるおそれがあります。

業務停止命令や業務改善命令を受けた会社は、労働者派遣法を遵守していない可能性があります。

会社名で検索をすると情報が出てくる場合があるので、事前に検索を行い情報を入手するようにしましょう!

やめた方がいいポイント②:優良派遣事業者認定制度に認定されていない企業

法令を遵守しているだけでなく、派遣社員のキャリア形成支援やより良い労働環境の確保、派遣先でのトラブル予防など、派遣社員と派遣先の双方に安心できるサービス基準を満たした派遣事業者を「優良派遣事業者」として認定する制度です。

認定されるには、厳しい認定81項目もすべてクリアする必要があります。

また、認定の有効期限は3年となっており、3年ごとに審査を受けて更新する必要があります。

申請要項も安易にクリアできないないようになっているため、優良派遣事業者認定制度に登録されている企業は比較的安心だと言えます。

申請項目

・労働者派遣事業の許可を得ている
・5年以内に労働関連法令に重大な違反をしていない
・労働派遣事業許可・届け出後3年以上の実績がある
・過去3年、税金を滞納していない
・過去3年、労働派遣者への給料の遅配がない
・過去3年、社会保険料・労働保険料を滞納していない
・過去3年、事業改善命令・停止命令を受けていない
・過去12か月に違法な法廷時間外労働がない
・そのほかの問題となる事実がない

優良派遣事業者認定制度の認定事業者一覧から検索が可能です。
派遣会社に登録を行う前に、チェックすると安心です。

やめた方がいいポイント③:口コミの内容を信用しすぎる

派遣会社の口コミを調べることは派遣会社を選定するうえで参考になることがあります。

その一方で、仕事が決まらなかった腹いせに「悪い口コミ」を書き込む人も一定数いるのも事実です。

また、希望する職種や勤務先により求人の数が変わってくるため「求人数が少ない」「仕事の紹介がこない」など、求人数に対する口コミが自身と比較できないこともあります。

口コミを100%信じるのではなく、参考程度に留め不安に感じていることや疑問点は、自身の言葉で質問を行い疑問点を解消していきましょう。

くるみん
くるみん

口コミはエンタメ要素が含められていることもあるため参考程度に留めるのがオススメです。

やめた方がいいポイント④:小規模・設立して間もない派遣会社は避ける

・社会保険に加入させない
・残業の割り増し賃金未払い
・業務内容を事前に伝えない

上記のように違法をおかしている派遣会社が存在しているのも事実です。

小規模の派遣会社や創立して間もない派遣会社はネットに出ている情報が少なく、就業前に派遣会社の情報を集めることが困難です。

小規模の派遣会社や創立して間もない派遣会社を選ぶ際は、自身で福利厚生・業務内容・フォロー体制の確認や情報を集める必要があります。

くるみん
くるみん

トラブルに巻き込まれないためにも事前にしっかり確認していきましょう

【派遣】という働き方を選ぶ際の注意点

派遣社員という働き方は融通が利く一方で、デメリットがあるのも事実です。

安易に選ぶのではなく、自身の目指したいキャリア・ライフプランに合わせて、冷静に判断していく必要があるので注意していきましょう。

・子供がまだ小さいため、フルタイム勤務ではなく保育園の送り迎えに間に合う時間帯で働きたい
・介護があるため、フルタイム勤務ではなく短時間勤務を希望している
・未経験の職種にチャレンジしていきたい。将来正社員を目指すために実務経験を積みたい
・主人の転勤に合わせて働く場所(地域)を変えたいけど、キャリアを諦めたくない
・いろんな職種を経験して自分に合う職種を探したい
・治療中のため、現時点では正社員で勤務することが体力的に厳しい

など、家族や自身のキャリアプランのために「派遣社員」という働き方を選択することは大いに賛成です。

しかし、

・正社員で働きたいけど、落選続きで自信がなくなった。派遣でもいいや…。
・正社員で働きたいけど、自身がない…。だから派遣のままでいいや。
・正社員として受かる自身がない。私には派遣という働き方しかできない。

など、マイナスな理由で派遣を選んでしまっているのであれば、冷静に考え直す必要があります。

派遣社員という働き方は便利な一方、

・昇給
・キャリアアップ
・ボーナスの支給

がないという理由で、賃金格差が広がっていきます。

また、正当な理由がないにも関わらず「派遣社員」を選び続けることは将来、正社員で働きたいと思ったときに不利に働いてしまう原因になります。
(派遣で働いていた理由をしっかり説明できるのであれば問題ありません)

妥協案」として派遣社員という働き方を選ぶのであれば、正社員雇用で内定が出るまでチャレンジし続けましょう!

【派遣社員はデメリットしかない】と勘違いしてしまう理由 7選のまとめ

まとめ

・【派遣社員はデメリットしかない】と勘違いしてしまう理由 7選
・派遣会社の見極め・やめた方がいいポイント【4選】
・【派遣】という働き方を選ぶ際の注意点

について、解説しました。

派遣社員での働き方にチャレンジしたいけど、不安に感じ「派遣」という働き方を選択できずにいた方の参考になれば大変嬉しいです。

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